「膠原病だから妊娠してはダメ?」と悩んでいませんか?
・膠原病があるけど妊娠していいの?
・膠原病の私は、ママになることを諦めないとダメ?
・治療のために服用しているけど、赤ちゃんへの影響は?
私も妊娠が継続できるか不安でした
・私が妊娠した時の3人の医師のそれぞれの反応
膠原病の人の妊娠にはリスクがあることを知らなかった私。
そのため医師によって考え方が違うことを目の当たりにし、ショックを受けることもありました。
でも無事に出産することができたんです。
あなたもはじめから膠原病だからと妊娠を諦めるのではなく、お子さんのいる未来を想像できるようになりますよ
「膠原病だから…」と妊娠を諦めないで!
膠原病の人の妊娠にはリスクがあると言われています。
例えば、早産や妊娠高血圧症候群などのリスクが上昇する可能性があるんです。
そのため、服用している薬の量や症状が落ち着いているかなどで妊娠しても大丈夫か判断されます。
実際に私が妊娠した時には、主治医と産婦人科の2人の医師に診察してもらいました。
医師の言葉にショックを受けた場面も…
でも最終的には、無事に出産することができました!
私が妊娠した時の3人の医師のそれぞれの反応を詳しくお伝えします。
医師1人目:妊娠を報告した時の主治医の反応は?
実は私、膠原病の人の妊娠にはリスクがあることを知りませんでした。
だから主治医に伝えれば、紹介状を書いてもらい、産婦人科へ行くと思っていたんです。
でも主治医の反応は
「今回は赤ちゃんを諦めてみるのはどうか」
ということでした。
なぜなら私は、約1か月前に入院し、退院したばかりだったから。
ただでさえ、膠原病の人の妊娠にはリスクがあるのに身体の状態が安定していない。
そりゃ~、諦めるように言われますよね…
とりあえず、夫婦で話し合い、再度受診することに。
お腹には赤ちゃんがいるので、服用中の薬の内容を調整してもらいました。
次の受診まできぃくんと話し合いましたが、色々なリスクを考えても2人共
「この子を産みたい」
という結果にしかなりませんでした。
夫婦の答えを伝えに再受診
夫婦でじっくり話し合った結果を伝え、主治医は渋々OKしてくれました。
それから主治医は、膠原病患者として、妊婦として、優しく向き合ってくれたのでとても心強かったです。
出産する病院は、膠原病専門の医師がいて、NICU(新生児集中治療室)がある病院じゃないとダメとのことでした。
医師2人目:紹介状を持って大学病院へパート1
主治医に書いてもらった紹介状を持って大学病院へ!
紹介状を読んだ産婦人科の先生にリスクがあり過ぎることなどの説明を受けました。
その説明の中で、今でも記憶に残っている言葉が
「400gで産まれても育てる覚悟はあるの?」
と強い口調で言われたことです。
それくらい私の妊娠継続と出産にはリスクがあり、実際に起きてもおかしくない状況だからですよね…
色々言われましたがとりあえずエコーで診てくれることに。
このエコー検査は、妊娠がわかってから初めてのエコー検査でした。
モニターに映っていたのはピコピコ心臓が動く赤ちゃん。
すでに妊娠9週目でした。
今の時点では特に問題がなく、心臓が動いていることも確認できたとのこと。
さっきの説明を聞き、それでも出産すると決めたのなら母子手帳をもらってくるように言われました。
母子手帳を持って再受診した結果
出産するという答えを出したので母子手帳をもらってから大学病院を再受診しました。
そこで医師からまさかの言葉が…
「この病院では出産することはできません」
頭で全く理解できませんでした。
「出産する覚悟ができたら母子手帳をもらって受診するように言ったのはそっちじゃん」
「出産できないってどういうこと?」
なんて口にできるわけもなく…
帰ってから何日も頭の中で
・最初は、主治医にも諦めるように言われた
・大学病院で受け入れてもらえなかった
・やっぱり膠原病の私は出産できないの?
このようにマイナスに考えてばかり…
主治医に経緯を説明
膠原病の妊婦の受け入れを拒否されて落ち込んでいましたが、そんな暇はありません。
お腹の中の赤ちゃんは日々どんどん成長しているんです。
気持ちを切り替え、主治医の病院を受診。
受け入れを拒否された経緯を説明しました。
主治医はすぐに他の大学病院を教えてくれたんです。
そして、その病院への紹介状を書いてくれました。
医師3人目:紹介状を持って大学病院へパート2
別の大学病院では、膠原病の妊婦の受け入れを拒否されたこと。
リスクがあることはわかっているが私は出産したいことを伝えました。
すると、全く予想していなかった言葉が!
「あなたみたいな人、たくさんいるわよ〜」
この言葉にホント救われました。
膠原病の妊婦の受け入れを拒否されてから
「今回はもう諦めなきゃいけないのかもしれない」
「また次の病院でも受け入れを拒否されるんじゃないか」
と不安になっていました。
でも
「あなたみたいな人、たくさんいるわよ〜」
と言ってもらえて
「この子を出産していいんだ」
「この子に会える」
と安心できたんです。
まとめ
今回は私が妊娠した時の3人の医師のそれぞれの反応をお伝えしました。
私の場合、医師の診察後に赤ちゃんを諦めなければいけのないのかと思いました。
でも夫婦でたくさん悩み、どんなことがあっても出産するという決断に!
結果、早産ではありましたが、出産を終えることができました。
「膠原病だから…」
と妊娠を諦めるのではなく、夫婦で話し合い、主治医に相談し、お子さんのいる未来も選択肢の1つと考えてもいいのではないでしょうか?